松本大洋の新作「ルーヴルの猫」

現在ビッグコミックオリジナルに連載中の松本大洋の新作「ルーヴルの猫」を最近読んだ。

「ルーヴルの猫」は、パリ・ルーヴル美術館を舞台にした物語なのだが、久しぶりの松本大洋作品を読んで思ったのは、子供の描写が凄くリアルな事に初めて気が付かされた。

最後に松本大洋作品を読んだのは、3年以上前にサニーを途中までだった。

その頃の私は結婚はしていたが子供もおらず、好きな時に好きなだけ漫画が読める環境だった。 しかし私自身に息子ができ育児にいそしんでおり3年ほど漫画を読む時間は、ほとんどなかった。
最近息子が幼稚園にも通うようになり多少時間に余裕が出てきたので、好きな漫画を読む時間を作れるようになったわけだが、息子がいなかった時の松本大洋作品と息子が出来てからの松本大洋作品が、こんなにも印象が違うものなのだなと思わされた。

子供がいなかった頃の私には松本大洋が描く子供のリアルさがわからず、むしろ少し誇張して面白く描いているのだと思っていたが、子供が出来てから読むと、その生々しさや、愛らしさをリアルに感じれたのだ。

今まで松本大洋氏をファンタジスタだと思っていたが、凄いリアリズムな作家だったのだなと気が付かされた。

まるで自分の息子を見るように作品の子供たちに感情移入して見れ新たな楽しみ方が出来るようになった私は、再度『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』を手に取り読むふける事にした。

まさに2度美味しいなのだな。

次は孫が出来てからまた読んでみたいものだな。